”おい、そんなに抱きつくな!・・・って、おまえ怖いんじゃねーか?”
「あの、おっさんの運転、日本の政治家と・・・一緒なんだけど・・・」
”その、心は?”
言わせるんですか?
これから、近隣のステキな喫茶店めぐりの研修旅行に出かける。
おっさんのBMWで・・・バイクのBMWね。
「確かに、ここから20分もかからないで着きますけど・・・信用・・・無いっす・・・。」
”ガーン・・・まっ、俺のドライビングテクニックで、惚れ直すぜ・・・andiamo amico!”
そんなこんなで・・・出発進行。
親友も先輩も働いている田舎の工業団地を抜け、右手に神社を見ながら、緩やかな
アップダウンにカーブを愉しむ。
潜在的にバイクは好き。どちらかといえば、大好き。でも、あまりいい思い出が無い。
仲間がバイクで・・・って世代だし、実際にそうだった。、弟も大怪我したし。
ま、数年以内に調達したいアイテムのひとつではあった。
いつから、バイク・・・って、仕事で日伊往復をしていた頃、居合わせたラウンジで、
同席したビジネスマン。俺が持ってたピンクの新聞に反応して、意気投合。
DUCATIの営業マンで、日本への出張帰りだったとか。
”うちのバイク・・・じゃなくても、まずは、バイクに触れてみて”
「その心は?」
”信用できるから。風、空、そして、自然の香り。私はBARI(注1)の生まれだけど、
実家の近くを走ると、僕の琴線に触れる芳しい香りを感じる。これが僕・・・と言っても
間違いではない香り。オレガノなんだけど、普段の生活では味わうことの無い、凝縮
された香りを、バイクが教えてくれた。その香りは、走り抜けると同時に、違う香りに
なる。
人生と一緒だ。1つのこと・・・長く続いているんだけど、僕たちが感じるのは、ほんの
一瞬。その一瞬をしっかり感じること。バイクと一緒だと、そんな人生の潤いを感じる。
確かに危険だ。僕はスポーツだとは思っていないから。でも、人それぞれの楽しみ方
で、責任の取れる範囲で、楽しめる。
僕にとってバイク=人生。あなたにも・・・勧めたい。
もし、共感してくれたときに、DUCATIがあなたの傍にいるのであれば・・・そのときは
僕の幸せ・・・どうか、僕の哲学、いつかわかってもらえると嬉しい・・・”
うなずきながら、何か、わからない世界のことだと・・・思ってた。
解るようで、わからない。
「おっさん、信用って、本当はあるんだけど、俺がまだ、バイクに乗れないんだよね。」
”何を言う!いいんだよ。アメリカン、飲みに行こうぜ”
あくまでも前向き、かつ、小さいことは気にしない。
その喫茶店は俺のbarとは趣が違う。
まず、第一に客層がお上品。俺は1人で入ったら本読むしかない。はかどりそうだけど。
女性の2名様が多い。古民家改装で、洒落てる。
喫茶店として文句なし。
BGMが無い、これは俺には厳しいけど、店のコンセプトというか、お客さんの自由で
いいって事。この喫茶店で、読書しても、休憩しても、女の子を口説いても、別れ話を
切り出されても、何の問題もない。それぞれが、うまく進む気がする。
例えば、ジャズ喫茶で、別れ話されたら?きついでしょ?
純喫茶で、プロポーズ・・・も悪くは無いけど、成功率はぐっと下がる気がする・・・。
あくまでも私見。
ここは、誰が何をしても基本問題ない。するかしないかは・・・各人の判断。
まぁ、BGMが無いってのは、逆に静寂を聞くみたいで、ドキドキする。
”アメリカン、ないじゃん。ブラジルにお湯入れてもらおうかなぁ?”
「ブラジルもラテンですがアメリカっす。もう聞かないでよ・・・」
頼んだ、ブラジルはオーガニックカフェ。
これを深入りしてエスプレッソにすると、多分100点に近いはず。
おっさんは・・・俺のブラジル+お湯・・・あり得ないけど。
デザートに、俺は牛乳豆腐、おっさんは地タマゴのプリンとカレー
カレー?美味しそうだった。これは、アリだ。Barでも要検討。
満足して再びおっさんの後ろに。
喫茶店にいた時間は、約1時間。
風を感じ、美味しいコーヒーをいただいて、文句なしの研修旅行。
信用が、なんとなくわかった。
注1・・・イタリア南部プーリア州の都市。野生のオレガノの香りが強烈な街。
伝統的にショートパスタの料理が美味しく、夏の青空は必見。
「あの、おっさんの運転、日本の政治家と・・・一緒なんだけど・・・」
”その、心は?”
言わせるんですか?
これから、近隣のステキな喫茶店めぐりの研修旅行に出かける。
おっさんのBMWで・・・バイクのBMWね。
「確かに、ここから20分もかからないで着きますけど・・・信用・・・無いっす・・・。」
”ガーン・・・まっ、俺のドライビングテクニックで、惚れ直すぜ・・・andiamo amico!”
そんなこんなで・・・出発進行。
親友も先輩も働いている田舎の工業団地を抜け、右手に神社を見ながら、緩やかな
アップダウンにカーブを愉しむ。
潜在的にバイクは好き。どちらかといえば、大好き。でも、あまりいい思い出が無い。
仲間がバイクで・・・って世代だし、実際にそうだった。、弟も大怪我したし。
ま、数年以内に調達したいアイテムのひとつではあった。
いつから、バイク・・・って、仕事で日伊往復をしていた頃、居合わせたラウンジで、
同席したビジネスマン。俺が持ってたピンクの新聞に反応して、意気投合。
DUCATIの営業マンで、日本への出張帰りだったとか。
”うちのバイク・・・じゃなくても、まずは、バイクに触れてみて”
「その心は?」
”信用できるから。風、空、そして、自然の香り。私はBARI(注1)の生まれだけど、
実家の近くを走ると、僕の琴線に触れる芳しい香りを感じる。これが僕・・・と言っても
間違いではない香り。オレガノなんだけど、普段の生活では味わうことの無い、凝縮
された香りを、バイクが教えてくれた。その香りは、走り抜けると同時に、違う香りに
なる。
人生と一緒だ。1つのこと・・・長く続いているんだけど、僕たちが感じるのは、ほんの
一瞬。その一瞬をしっかり感じること。バイクと一緒だと、そんな人生の潤いを感じる。
確かに危険だ。僕はスポーツだとは思っていないから。でも、人それぞれの楽しみ方
で、責任の取れる範囲で、楽しめる。
僕にとってバイク=人生。あなたにも・・・勧めたい。
もし、共感してくれたときに、DUCATIがあなたの傍にいるのであれば・・・そのときは
僕の幸せ・・・どうか、僕の哲学、いつかわかってもらえると嬉しい・・・”
うなずきながら、何か、わからない世界のことだと・・・思ってた。
解るようで、わからない。
「おっさん、信用って、本当はあるんだけど、俺がまだ、バイクに乗れないんだよね。」
”何を言う!いいんだよ。アメリカン、飲みに行こうぜ”
あくまでも前向き、かつ、小さいことは気にしない。
その喫茶店は俺のbarとは趣が違う。
まず、第一に客層がお上品。俺は1人で入ったら本読むしかない。はかどりそうだけど。
女性の2名様が多い。古民家改装で、洒落てる。
喫茶店として文句なし。
BGMが無い、これは俺には厳しいけど、店のコンセプトというか、お客さんの自由で
いいって事。この喫茶店で、読書しても、休憩しても、女の子を口説いても、別れ話を
切り出されても、何の問題もない。それぞれが、うまく進む気がする。
例えば、ジャズ喫茶で、別れ話されたら?きついでしょ?
純喫茶で、プロポーズ・・・も悪くは無いけど、成功率はぐっと下がる気がする・・・。
あくまでも私見。
ここは、誰が何をしても基本問題ない。するかしないかは・・・各人の判断。
まぁ、BGMが無いってのは、逆に静寂を聞くみたいで、ドキドキする。
”アメリカン、ないじゃん。ブラジルにお湯入れてもらおうかなぁ?”
「ブラジルもラテンですがアメリカっす。もう聞かないでよ・・・」
頼んだ、ブラジルはオーガニックカフェ。
これを深入りしてエスプレッソにすると、多分100点に近いはず。
おっさんは・・・俺のブラジル+お湯・・・あり得ないけど。
デザートに、俺は牛乳豆腐、おっさんは地タマゴのプリンとカレー
カレー?美味しそうだった。これは、アリだ。Barでも要検討。
満足して再びおっさんの後ろに。
喫茶店にいた時間は、約1時間。
風を感じ、美味しいコーヒーをいただいて、文句なしの研修旅行。
信用が、なんとなくわかった。
注1・・・イタリア南部プーリア州の都市。野生のオレガノの香りが強烈な街。
伝統的にショートパスタの料理が美味しく、夏の青空は必見。
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by calciao
| 2010-09-06 08:51
| おっさん